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子安さんについて 甘く囁く…はずのない日記
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鋼鉄三国志 第25話 『陸伯言、紅き星落つ五丈原に舞う』

赤き星が降りそそぐ五丈原――。
この世の終焉を思わせる地で、陸遜と孔明、因縁深き師弟が静かに相見える。
呉の都や中原の大地は、星がもたらす炎によって焼かれていき、
孔明はそれさえもが世のさだめだとして、
玉璽を手にしたまま滅びを受け入れようとする。
しかし、陸遜は師の言葉を受け入れようとはせず、孔明から玉璽を取り戻し、
希望を繋ぐため、ついに師との別れを決意する。
陸遜伯言、諸葛孔明、ここに、二つの巨星が己の信念を賭して争う時が来た。
玉璽がもたらす哀しき闘いに、果たして終止符は打たれるのであろうか……。



未だ絶える事のない大地を焦がす赤き星の流星。

「来い 陸遜… そして見せてみるがいい…私の予定に無い世界を…」

「天より下る炎は大地を焦がす 之即ち運命なり」

「人は己の無力を知り羞じて無に返るべきなのです さだめは既に決められている…」

「人は醜く争いは耐えぬそのような大地などいらぬ いっそ私の手で無に返そう」

「見捨てたのです 人の世も 其方のことも…」


その身勝手な絶望の為に…劉備様達も…罪無き人々や在野までも…
貴方の影を見たくは無かった…
貴方を眩しく見上げていたかった…
今ならまだ間に合う 玉璽を手にし、貴方の野望を食い止める!
貴方はもう…我が師ではない…!


「私を倒したところで、あの赤き星は止められぬ 所詮、人も大地も無に返る」

「赤き星を止められるのは、究極の光のみ…
そして究極の光は…究極の闇からしか生まれない…」

「変わらぬな…その瞳 私が玉璽欲しさに其方から家族を奪った日とまるで変わらぬ」

「全ては我が所業…其方から家族、或は幸福…、或は愛を奪ったのも全て…」

「玉璽を手にしながら何もせず、運命に寄添う陸家の者が疎ましかった…
力を得ながら力を振るわぬ其方の一族が…」

「されど 玉璽を得て知った やはり運命には逆らえぬということを…ならばこの手で…」

それが貴方の真の顔なのですか!

「真実を見抜く目は、十分に鍛えたはずです」

ならば何故…疎ましい自分を育てた…!

「…戯れ…人として生まれた…ほんの戯れ…」

嘘だ…貴方は嘘をついている!

「これでも…まだ信じられぬかっ!!」


言うや否や孔明のその姿は全身黒く染まって行く。


「赤き星よ 今こそ大地を焼き焦がせ! 愚劣な民よ 死するがいい!」


孔明が闇に染まる…対する陸孫は不死鳥の如く光に包まれる。
力を得た陸遜は赤き星を消滅させる…。

そして… 六駿、孫権は陸孫の意思により玉璽の中に呼び込まれる。
そこへ現れた孔明。
赤き星を討った陸遜が帰還。


「なるほど…それが究極の光……玉璽に選ばれし者の真の光か…」


「世界を…救いましたね… 陸遜  …よくやってくれました…」


全て引き起こした貴方がそれを言うのですか!

ふと…小さく微笑むと…
闇に染まった孔明の体が儚く薄れてゆく…。


―玉璽は光と闇の真なる煌星者を選ぶ…陸孫は光に選ばれ、孔明は闇に選ばれた…
陸孫が究極の光に達するには、対極である孔明もまた…究極の闇にならねばならない…
それが玉璽の定めし均衡…―

この世の破滅を齎す赤き星を止める唯一の方法…
それが究極の光…故に…
今までしてきた孔明の言動は全て…この世を救う究極の光を生み出す為
己が究極の闇になるべくして……その闇に身を窶した…
唯ひたすらに…陸孫を目覚めさせる為に…


「本来玉璽とは世界を救わんとする純粋なる救世士が探し求めた幻の宝でした…
しかし文明と共に、人々は戦の道具とし破壊の為の力となってしまった…
憂いた玉璽はやがて光を失い、闇の力だけが人を翻弄するようになってしまったのです」

貴方は…最後まで私を導く為に…

「私もまた…玉璽に選ばれし者…究極の光を生むべく…究極の闇として…」

「自ら選んだ道です…其方に出会えたから…」



『兄上……何故私には見えてしまうのでしょうね…見えざる方がよいものが………』



涙を流しながら…幼い孔明は、既にこの世の終焉が見えていた…



「私は…あまりに穢れすぎました…   愛おしい者達を傷つけた…」


「私の罪はあまりに重い……」


我が師よ…!


「まだ…そう呼んでくれるのですね…」

「全ては玉璽の意思によるところ…」


そんな玉璽なら…
…いらない…
陸孫は玉璽を手にし…自分の中に閉じ込める…


「なりません!玉璽に逆らうなど…!」


これでいい…
貴方が消えずにすむなら…



「陸遜っ!!」



光に包まれた陸孫は…孔明の腕の中で光になってゆく…。



―陸遜……其方を天に送るつもりは無かった……
こんなこと…あってはならなかった…―










まさか…
また…
また亡くなってしまわれるのですか…!
と思ったら…
予想だにしない…陸孫が消えてしまうなんて…。
でもずっと…ずっと…
あの幼い頃に見えてしまった…星の動きを知ってしまった孔明様は、
この世を救わんとして…
ずっと一人で抱えていたと…?
陸孫を拾い育てたのも戯れとか…陸孫から全て奪ったのは自分だとか…
思ってもいない偽りを並べて陸孫を怒らせ…
確かに劉備達のことを考えると大きな罪を背負った。
でもこの世全体を滅ぼす星を止めようとせんが為に行ったこと。
自分が究極の闇になるべく…。
重い…
重すぎるよ我が師よ…
でもずっと言っていた陸孫を想う言葉は真実だったんだね。
よかった…。
こうなる事は悪く言えば予想通りだけど、
こうなることを望んでいたからよかった。
本当の孔明様が孔明様のままで。
よかったとは言えど…
可哀想… 孔明様が可哀想…。
自分が消えればいい。陸孫が無事なら… と選んだ道なのに、
まさか守ろうとした陸孫が自分を置いて消えてしまったなんて…
あぁ辛いっ
本当今思い返すと孔明様の言動が色々辛い…悲しすぎる…。
こんなに愛おしく大切に思ってるのに、思ってもいないこと言ってきてね…
あぁやっとこれで…
って思ったら消えちゃうんだもん…。
切ねぇよ…

確か1話かな…?
で星が動いた なら私も動こう… 見たいな事言ってたけど。
そういうことですよね。
赤い星が迫ってくる!なら私も動かねば!
って…。
いかにも孔明様が隕石降らせてるように見せかけて、
実は隕石が振ってくることは運命であり止めることは出来なかったと。
それをあえて自分が招いた風に見せかけ……
やはり演技者だったのですね…我が師よ…。

「これでもまだ信じられぬか!」
ってセリフ聞いたときには子安ラスボス来た!!
って感じでしたけど。
というか…
黒くなった孔明様…
…こっちの方が………好み(笑)
カッコイイんですけど。
白銀孔明様は妖艶。漆黒孔明様は艶やか。って感じ?(意味はあまり変わらんが)
でもこれが真の姿なんじゃないの?
「闇」がじゃなくてこの姿そのものが本来の姿って感じするんですけど。
今までの姿は偽りの姿で…っ的な。
兄上だって黒髪だしなにより幼いころだって…
はっ
そうだよそうそう 幼い頃!!
これが7歳なんちゃう?
あにうぇ… ってこれがまた可愛いんだ!
さっき「これでもまだ信じられぬか!」って言ってた人ですよ?
泣きながら呟いたこのセリフがもう可愛いの何の。
見えちゃったんだよね…この世の終焉が…
そりゃ泣くよ…
純粋無垢な感じするもん…。
その気持ちは今でも変わらずあるんですよ… あぁ孔明様…

でもって かっこいいとは言ったけど、
黒くなった途端可愛く見えるのは私だけ…?
ま、真実が明かされてからかな。
なんか急に儚くか弱くなっちゃって…
光と消えかけて行くあのお姿なんてもう…
美しく儚く…
でも陸孫によって孔明様は無事でしたが…。
失いたくない陸孫が自分の腕の中で消えていく時、
その消えてゆく光をぎゅっと抱きしめる孔明様とか本当…
可愛くて仕方が無いんですけど。
何時もの孔明様はどこかつかみどころが無くて妖しく余裕のあるような…
でもこの孔明様は感情表現がストレートな感じで、
か弱く儚い…
最後なんて涙流してたし…
孔明様…一体この先どこへ向かうの…?
なんか1人にしてはいけない気がする…
いや1人にしたくないな…
守ってやりたくなるよ…あんな孔明様見たら…
『玉璽に選ばれし悲しき戦士達の物語…』
とは言ってたけど… 悲しいよ本当…。

にしてもやっぱり子安キャラですね。
悪、敵に見せかけ実は悪になりきれない…
仕方なく悪を演じる…。
キースもそうだったけど、子安さんの魅せる演技を存分に見せてくれた!
って方でしたね。
妖艶さも…ラスボス的な威圧感も…儚い優しさも…
そしてなんつっても幼少ボイス これね。
これで孔明様とお別れ…
寂しい…




って!!
そうだよCM!!!
「愛すれば~♪」
だっけ?
ちょっと孔明様の短くない?!
やばいめっちゃ惹かれる…
ちょっと高めな感じで、遥かなる河ってタイトルのように流れるような旋律…
というか本当…キャラで歌う方ですよね…
孔明様でしたもん。
はよ聞きたいわ!!

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