子安さんについて 甘く囁く…はずのない日記
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Date : 2024.11.22 [Fri]
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» 愛している
Date : 2007.01.27 [Sat]
彩雲国物語 第35話「逢うは別れの始め」
茶家の主立った者たちは捕縛された。茶家当主には、克洵が就任した。
克洵は、当主として、茶家の罪を一身に背負い、一生かけて償っていくという苦難の道を選択した。
そしてそのころ、離れでは、静蘭と朔洵、
互いの大切なものを賭けた命がけの勝負が始まろうとしていた……。
遊びを邪魔された仕返しに身内を手に掛け
更には精神を麻痺させる香を仕向ける…。
毒利きで未だ向き合う静蘭、朔洵。
「君、というか、世の人は何故そんなに器用なのか」
「私はたった一人で良いし、それで良いと思っている」
「私にはたった一人しかいなくて、彼女だけに私の全部を上げようと思っているのに」
「もし私が姫君に甘露茶を淹れてもらった と言ったら…?」
どうせくだらぬ策でも弄したのだろう そう言われ一瞬手が止まる…
お嬢様の甘露茶は美味しかっただろう?
「…あぁ……とても…美味しかったよ………」
自分は2番目に大切だと言われた 1番目はこの世の誰も敵わない人。
だから2番目で充分だ そう自慢する静蘭
この意味が分からないわけではないだろう…
「いいな…」
「いいな と言ったんだよ…
この世で3番目でいいから…私も彼女に言ってもらいたい…」
その表情には既に毒気が廻っていた
そして静蘭は剣を振りかざし一気にけりをつけに出る。
しかしひらりとかわし、朔洵もその手に剣を取る。
今まで互いに飲んできた酒はたった1杯で倒れるくらいの度数に改良してあり、
尚且つ、その全てに毒が入っていた。
静蘭は端から中和剤を服用。朔洵は毒に体性がついていた。
動いてようやく酔いが回り倒れる静蘭。
行くところがある…そう言い残し、その場から姿を消す朔洵。
蕾を返してもらう為、秀麗は朔洵の元へ駆けていた。
すると聞こえてくる二胡の音。
朔洵の二胡の音。
秀麗を呼ぶ二胡の音。
いくら体性がついていようとも、致死量の毒を飲んでいる。
指が動かなくなってくる。
「早くおいで…私の姫君…」
私の姫は期待を裏切らない…
その時、秀麗は現れる。
しかし秀麗を見た途端、力無く二胡が倒れ血を流す朔洵。
秀麗は毒の事は知らない。病気かと心配している秀麗に蕾を手渡す。
「君は結局…白湯しかくれなかった…」
『甘露茶を淹れてくれないと 私は死んでしまうよ…』
あの白湯にはまだ体性のついていない、ゆっくりと効く毒が仕込んであった。
そして甘露茶にはそれを中和すものが…。
甘露茶を淹れてくれないと死んでしまうとうのは…真実だた…。
―本当は真実を言おうと思っていたんだ
私を殺したのは君だよと…
そうすれば君は私を忘れない…
君にとっての特別になれると思った…
生まれて初めて…自分以外の誰かの為に何が出来るか考えた…
そうすると、どう考えても君にとって一番邪魔なのは私だった…
でも…ほんの少し癪だったから…最後に賭けを用意したんだ
それを君は苦も無く乗り越えた…―
思い出しふと笑う 同時に咽返る
何笑ってるのよと 秀麗の怒った声
―いつも怒らせていたな…
一度…笑った顔も見てみたかった…―
愛おしい顔を見ようと瞳を開くが、既に視力にも影響が…
最後まで残るのは…聴力
「二胡を…弾いて欲しいな…」
ふざけないでとあしらわれ、助けを呼びに行こうとする秀麗。
力などほぼ残っていないその手で、秀麗を引き止める。
「こっちの方がいいよ って何度も言ったじゃないか」
そう言い、秀麗の髪を解く。
「君は…一度も私の本当の名を呼ばなかったね…」
放して… 助けを呼んで来なければ…
しかし朔洵の手は秀麗の髪を掬う
「君にとって…私は何番目だろう……」
放して…お願い…
そして…血を流したまま その愛おしい姫君に口付ける…
「君の所為じゃ無いけれど…ついでだから茶朔洵も君にあげるよ…」
記憶が再生される そして気付く
まさか…自分の所為…?
気付いてしまったのか…
「佳人薄命と言うじゃないか… 不治の病は良い男には付き物なんだ…」
―言わぬまま…逝くつもりだったのに…
最後の最後で…こんな……―
愛しているよ
君の二胡も
君の淹れてくれたお茶も
君の全てを…
頬が秀麗の平手打ちを食らう
そんな言葉で茶を濁そうとしたってそうは行かないんだから
言うだけ言って逝こうなんて許さない
名前なんて呼んでやらない なんて呼べばいい…
私は若様しか知らない…
私の名前だってあなたはちゃんと呼ばなかった…
そう言い、終に助けを呼びに駆けていく秀麗。
一人残された朔洵。
「私との賭けに勝つのは君だ 君は本当に…特別だったんだ…」
―死ぬ時は未練など無く逝くものだと思ってた…逢うは別れの初めと言うが…―
名前を呼んで貰いたかった
もっと二胡が聞きたかった
もっと一緒にすごしたかった
愛していると言わせたかった
「月は…何処だ…」
秀麗しか見えなかったら
それまで退屈で、出逢ったら激しく燃える蝋燭の様に生きて尽きて…
一人で死んで逝く気がする…後悔はしないと思う
まるで今ここに尽きようとしている男の人生を語るように
劉輝は言った
『私の名前だってあなたはちゃんと呼ばなかったわ』
リフレインされる秀麗の言葉
「秀……麗……」
愛おしい名を呼ぶと 蕾を手にした手が 静かに 力無く崩れる
中々パソコンが打てません。
画面がぼやけて見えません。
手元が濡れてて…
ううん。死なせないよ。死なせませんよ。死んでないから。
もう涙でボロボロです。えぇ。
つい先日もボロボロになったばかりなのに。またこれだもん。どうしろと。
泣き所。
1.甘露茶を飲んでもいないのに、美味しかったというとこ
2.素直に2番目が羨ましくてせめて3番目でもいいから自分もそう言って欲しかったとこ
3.白湯に毒仕込んでおいて知ってて口にしたとこ
4.全部言ってやろうと、お前が殺したと。でも言えなかった
5.秀麗の為を想うと自分が消えるしかない
6.名前呼んで欲しかった
言うつもりも、気付かれるつもりも無かったのに、このまま逝くつもりだったのに
気付かれてしまって、君の性じゃ無いと佳人薄命なんて言って…
愛してるって…
全部全てを愛してるって…
名前呼んで欲しかったって もっと一緒にいたかったって
愛してるって言わせたかったって…!
だぁぁああぁぁぁあ…
また、また出てきたよ 涙のやろう もういいだろう 充分泣いたじゃないか
そういえば自分も呼んでなかったな…って
最期に愛おしくて仕方ない名を囁いて…
あぁぁぁぁぁぁ~
泣かずにはいられないよ!
しかも血が似合いすぎなんだよ朔洵様!どうしてそんなに綺麗なの…?
毒に犯されてるのに 致死量含んでるのに
顔色悪いのに 口から血吐いてるのに 血まみれなのに
何故そう 美しい…
それほど誰かを 秀麗を愛してる と…。
血まみれのキスシーンとか…
切ないよ 苦しいよ 綺麗だよ…
そうか…朔洵様は蝋燭だったのか…
いや、まだ消えてないよ まだ灯ってるよ…
消さないでくれ…
因みに…これ2時間かけて書きました…
放心状態です。
明日…仕事大丈夫か…
茶家の主立った者たちは捕縛された。茶家当主には、克洵が就任した。
克洵は、当主として、茶家の罪を一身に背負い、一生かけて償っていくという苦難の道を選択した。
そしてそのころ、離れでは、静蘭と朔洵、
互いの大切なものを賭けた命がけの勝負が始まろうとしていた……。
遊びを邪魔された仕返しに身内を手に掛け
更には精神を麻痺させる香を仕向ける…。
毒利きで未だ向き合う静蘭、朔洵。
「君、というか、世の人は何故そんなに器用なのか」
「私はたった一人で良いし、それで良いと思っている」
「私にはたった一人しかいなくて、彼女だけに私の全部を上げようと思っているのに」
「もし私が姫君に甘露茶を淹れてもらった と言ったら…?」
どうせくだらぬ策でも弄したのだろう そう言われ一瞬手が止まる…
お嬢様の甘露茶は美味しかっただろう?
「…あぁ……とても…美味しかったよ………」
自分は2番目に大切だと言われた 1番目はこの世の誰も敵わない人。
だから2番目で充分だ そう自慢する静蘭
この意味が分からないわけではないだろう…
「いいな…」
「いいな と言ったんだよ…
この世で3番目でいいから…私も彼女に言ってもらいたい…」
その表情には既に毒気が廻っていた
そして静蘭は剣を振りかざし一気にけりをつけに出る。
しかしひらりとかわし、朔洵もその手に剣を取る。
今まで互いに飲んできた酒はたった1杯で倒れるくらいの度数に改良してあり、
尚且つ、その全てに毒が入っていた。
静蘭は端から中和剤を服用。朔洵は毒に体性がついていた。
動いてようやく酔いが回り倒れる静蘭。
行くところがある…そう言い残し、その場から姿を消す朔洵。
蕾を返してもらう為、秀麗は朔洵の元へ駆けていた。
すると聞こえてくる二胡の音。
朔洵の二胡の音。
秀麗を呼ぶ二胡の音。
いくら体性がついていようとも、致死量の毒を飲んでいる。
指が動かなくなってくる。
「早くおいで…私の姫君…」
私の姫は期待を裏切らない…
その時、秀麗は現れる。
しかし秀麗を見た途端、力無く二胡が倒れ血を流す朔洵。
秀麗は毒の事は知らない。病気かと心配している秀麗に蕾を手渡す。
「君は結局…白湯しかくれなかった…」
『甘露茶を淹れてくれないと 私は死んでしまうよ…』
あの白湯にはまだ体性のついていない、ゆっくりと効く毒が仕込んであった。
そして甘露茶にはそれを中和すものが…。
甘露茶を淹れてくれないと死んでしまうとうのは…真実だた…。
―本当は真実を言おうと思っていたんだ
私を殺したのは君だよと…
そうすれば君は私を忘れない…
君にとっての特別になれると思った…
生まれて初めて…自分以外の誰かの為に何が出来るか考えた…
そうすると、どう考えても君にとって一番邪魔なのは私だった…
でも…ほんの少し癪だったから…最後に賭けを用意したんだ
それを君は苦も無く乗り越えた…―
思い出しふと笑う 同時に咽返る
何笑ってるのよと 秀麗の怒った声
―いつも怒らせていたな…
一度…笑った顔も見てみたかった…―
愛おしい顔を見ようと瞳を開くが、既に視力にも影響が…
最後まで残るのは…聴力
「二胡を…弾いて欲しいな…」
ふざけないでとあしらわれ、助けを呼びに行こうとする秀麗。
力などほぼ残っていないその手で、秀麗を引き止める。
「こっちの方がいいよ って何度も言ったじゃないか」
そう言い、秀麗の髪を解く。
「君は…一度も私の本当の名を呼ばなかったね…」
放して… 助けを呼んで来なければ…
しかし朔洵の手は秀麗の髪を掬う
「君にとって…私は何番目だろう……」
放して…お願い…
そして…血を流したまま その愛おしい姫君に口付ける…
「君の所為じゃ無いけれど…ついでだから茶朔洵も君にあげるよ…」
記憶が再生される そして気付く
まさか…自分の所為…?
気付いてしまったのか…
「佳人薄命と言うじゃないか… 不治の病は良い男には付き物なんだ…」
―言わぬまま…逝くつもりだったのに…
最後の最後で…こんな……―
愛しているよ
君の二胡も
君の淹れてくれたお茶も
君の全てを…
頬が秀麗の平手打ちを食らう
そんな言葉で茶を濁そうとしたってそうは行かないんだから
言うだけ言って逝こうなんて許さない
名前なんて呼んでやらない なんて呼べばいい…
私は若様しか知らない…
私の名前だってあなたはちゃんと呼ばなかった…
そう言い、終に助けを呼びに駆けていく秀麗。
一人残された朔洵。
「私との賭けに勝つのは君だ 君は本当に…特別だったんだ…」
―死ぬ時は未練など無く逝くものだと思ってた…逢うは別れの初めと言うが…―
名前を呼んで貰いたかった
もっと二胡が聞きたかった
もっと一緒にすごしたかった
愛していると言わせたかった
「月は…何処だ…」
秀麗しか見えなかったら
それまで退屈で、出逢ったら激しく燃える蝋燭の様に生きて尽きて…
一人で死んで逝く気がする…後悔はしないと思う
まるで今ここに尽きようとしている男の人生を語るように
劉輝は言った
『私の名前だってあなたはちゃんと呼ばなかったわ』
リフレインされる秀麗の言葉
「秀……麗……」
愛おしい名を呼ぶと 蕾を手にした手が 静かに 力無く崩れる
中々パソコンが打てません。
画面がぼやけて見えません。
手元が濡れてて…
ううん。死なせないよ。死なせませんよ。死んでないから。
もう涙でボロボロです。えぇ。
つい先日もボロボロになったばかりなのに。またこれだもん。どうしろと。
泣き所。
1.甘露茶を飲んでもいないのに、美味しかったというとこ
2.素直に2番目が羨ましくてせめて3番目でもいいから自分もそう言って欲しかったとこ
3.白湯に毒仕込んでおいて知ってて口にしたとこ
4.全部言ってやろうと、お前が殺したと。でも言えなかった
5.秀麗の為を想うと自分が消えるしかない
6.名前呼んで欲しかった
言うつもりも、気付かれるつもりも無かったのに、このまま逝くつもりだったのに
気付かれてしまって、君の性じゃ無いと佳人薄命なんて言って…
愛してるって…
全部全てを愛してるって…
名前呼んで欲しかったって もっと一緒にいたかったって
愛してるって言わせたかったって…!
だぁぁああぁぁぁあ…
また、また出てきたよ 涙のやろう もういいだろう 充分泣いたじゃないか
そういえば自分も呼んでなかったな…って
最期に愛おしくて仕方ない名を囁いて…
あぁぁぁぁぁぁ~
泣かずにはいられないよ!
しかも血が似合いすぎなんだよ朔洵様!どうしてそんなに綺麗なの…?
毒に犯されてるのに 致死量含んでるのに
顔色悪いのに 口から血吐いてるのに 血まみれなのに
何故そう 美しい…
それほど誰かを 秀麗を愛してる と…。
血まみれのキスシーンとか…
切ないよ 苦しいよ 綺麗だよ…
そうか…朔洵様は蝋燭だったのか…
いや、まだ消えてないよ まだ灯ってるよ…
消さないでくれ…
因みに…これ2時間かけて書きました…
放心状態です。
明日…仕事大丈夫か…
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» とうとう・・
この日がやってきましたか・・・。彼の君は逝ってしまわれましたか。
原作を読んだ時、都築も泣きましたよ(^^;)
あの時は、声も想像出来ないときで、それでも泣けたなぁ。
今は・・今は「ちゃんと」あの人の声で途方もなく優しい声で再生されちゃうから、もっと泣くんだろうなぁ。
もっとも・・・・(自粛)
さ・元気出してくださいね(^-^)
原作を読んだ時、都築も泣きましたよ(^^;)
あの時は、声も想像出来ないときで、それでも泣けたなぁ。
今は・・今は「ちゃんと」あの人の声で途方もなく優しい声で再生されちゃうから、もっと泣くんだろうなぁ。
もっとも・・・・(自粛)
さ・元気出してくださいね(^-^)
» 大丈夫です!…多分
そっか 都築様は原作をお読みなんでしたね。
ということは続きが分かる…。
私は読んでいませんが風の噂でなんとなく…。
私も、もし見る以前に読んでいたら…。
あれは泣きますって…。
それなのにプラスあの声で掠れたように囁かれたら…(泣)
またなんともなくひょろっと出てきてくれることを信じていよう…
ということは続きが分かる…。
私は読んでいませんが風の噂でなんとなく…。
私も、もし見る以前に読んでいたら…。
あれは泣きますって…。
それなのにプラスあの声で掠れたように囁かれたら…(泣)
またなんともなくひょろっと出てきてくれることを信じていよう…
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