» 何を言えばいいんだ

地球へ…　section07　「反逆のシロエ」

成長し、メンバーズ候補生となったキース、サム、スウェナ。
最終学年生となった彼らの前にセキ・レイ・シロエが新入生として現れる。
学年トップの成績を修めながら、反体制的な言動をとるシロエ。
彼の感情がキースに向けられる時、鋼の心が震えだす。

4年で随分大人に近づいた3人。
にしても…
本当、一体この4年に何が……
と言うくらい変わってしまっているキース。
子安さんが仰っていた、スウェナのある決断の時とはこの事だと思うけど、
このシーンが一番今のキースの感情…いや、感情が無い…んですよね
今のキースを表しているように思えた。
友が悩んでいる…それを逃れるという形になってしまうかもしれないけど、
大きな決断　結婚という道を選んだ時に発せられた言葉

「何を言えばいいんだ」

自分が決めた事　仕方ない。我々が口出し出来る問題じゃないだろう。
確かに。御もっとも。異論は無い。
でもこれが、冷たく言い放つわけでもないし。
何も感じてないというか…。
傷つけたとかそういう意識も全く無く、

「どうしたんだ？」

とスウェナやサムの言動をただ疑問に思うだけ。
サムやスウェナ異に対しまるで感情が無い機械のよう。
しかしキースも2人の言葉や突っかかってくるシロエの言葉に脳波が乱れる。
そんな時、珍しくレクレーションルームでゲームをするキース。
そこへシロエ。シロエの挑戦を受ける。これまたキースらしからぬ行動。
勝敗はキースの圧勝。
これで勝負はついた。だからこれ以上付き纏うな。と言い放ちその場を去ろうとするキース。
だから受けたのか…。
そんなキースにシロエがぶつけた言葉。
人の気持ちが分らない。分からないから恐くて逃げてる。
過去も記憶も感情も人間らしさが全く無い。
マザーイライザの申子。冷たい操り人形。
一気に怒りが込み上げ　気付いたときには握った拳をシロエに向けていた。

シロエが疑問を抱くキースの存在。
生まれや両親のデータは皆と同じ。にも関らず同じ出身の者は誰一人
キースを覚えていない。キース本人も過去を全く覚えていない。
キースという人物は一体…



私的にはやっぱり「何を言えばいいんだ」が一番印象強いかな。
その後、そんな何も無いキースがシロエの言葉に感情を乱されていくところも。
どうやら「怒」と「哀」の感情が一番強く出る方らしいので、
これから先もその感情が秀でて表れるんだろうと。
最後の、シロエに手を上げた後のあの表情からすると、
自分でも自分の行動に驚いてるんでしょうか。
なんなんだろう　この感情は　みたいな感じで…。
きっと今までに感じたことの無いものだったと思うし。
本当機械っぽい…。
あの１４歳の頃のキースが物凄く人間らしく思える…。
マザーの教育でああなってしまったのか…　本っ当に何があったよキース！
って感じですよ。
そしてキースの素性というか…出生というか…　普通じゃないんでしょうね…。

と、言うか。
先輩先輩…………　　　　黒柳先輩！！！
なぁーーんか聞いたことある声だなぁと思ってて。
そうそう。冠君か…。そうだよな　どうりで…。
あとも一個気になったのが、本編では一人称「僕」でしたが、
次回予告では「俺」になってるんですよ。
あれ？本編でも俺って言ってたっけか…？と思って…。どうだった？